ヒューマンエラーの分類 (発生原因による分類)

一口にヒューマンエラーといっても、その原因は様々です。発生原因別にヒューマンエラーを分類すると以下のようになります。

発生原因別ヒューマンエラーの分類
図1 発生原因別ヒューマンエラーの分類
 

このようにヒューマンエラーには、人間が全く意図していないのに発生するものと、人間が意図的に行動したために発生するものがあります。
このうち意図的に行動したものの中には、決められているわけではないけど楽をしたいからやっているような場合と、決められたことを明らかに無視してやっている場合があります。

後者の場合は、ヒューマンエラー対策にはポカよけや警告だけでなく、ルールや罰則の整備、教育・指導も必要です。

ヒューマンエラーの分類 (人間の行動から分類)

このヒューマンエラーを人間の行動(認知、判断、行動)というプロセスから分類すると以下のようになります。

人間の行動から見たヒューマンエラーの分類
図2 人間の行動から見たヒューマンエラーの分類
 

実際にはこのようにきれいに分類できず、どちらにも当てはまるケースもあります。便宜上当サイトでは、上記の人間の認知、判断、行動という側面からヒューマンエラーの発生原因を分類し、ものづくりの現場を例に、ヒューマンエラーの事例と対策を紹介します。

 


認知ミス
無知・無理解
無知による認知ミスが原因で生じるヒューマンエラー
誤認識
誤認識による認知ミスが原因で生じるヒューマンエラー
 
判断ミス
判断ミス
判断ミスが原因で生じるヒューマンエラー
 
行動ミス
スリップ
スリップによる誤った行動が原因で生じるヒューマンエラー
故意
故意に誤った行動を行ったため生じるヒューマンエラー
できない
できないことをできると判断して生じるヒューマンエラー
 
 
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